情報共有システムについて

在宅医療専用のオリジナル電子カルテ

三つ葉在宅クリニックを開設した2005年当時は、まだ在宅医療用の電子カルテがなく、既存の外来用カルテをカスタマイズして使い始めていました。しかし、在宅医療は思った以上に非効率的な世界でした。

患家は街中に点在しているうえ、密接に連携しなくてはならない訪問看護ステーションや介護事業所も多様で分散しています。また、三つ葉には最初から複数の医師がいて、それぞれが常に診療所の外で活動しています。つまりヒト・モノ・情報がバラバラの状態で、病院や外来診療所と比べ雑用も多いのです。

そうした雑多な業務を、できるだけスムーズに効率良く進め、医師が診療に集中するにはどうしたらいいか・・・そのための機能を可能な限り載せたのが「ナレシスEMR」です。

※ナレシスEMRとは、「ナレッジ・シェアリング・システム+Electric Medical Record」の略です。


グループ診療とクリニック全体を最適化する情報共有システム

オリジナルの電子カルテを開発するに当たって、せっかくならば診療所のスタッフ全員が使える情報共有ツールが欲しいと考えました。

よくある診療所の光景では、医師は1日の仕事の大部分でカルテと接し、医療事務はレセコン、一般事務の患者管理はファイルメーカー、経理はエクセル…といったように、それぞれの職種の人がバラバラのツールを使っていると思います。しかし、これは組織全体として考えたときにとても非効率。診療所のいろいろな業務を一つに繋がったバリューチェーンと考え、その一連のプロセスを一元管理できるものが欲しい、という発想がありました。

従来の外来医療とも入院医療とも異なる在宅医療には、しっかりした業務の標準モデルがまだ確立されていません。そのため三つ葉では、この「ナレシスEMR」という情報共有システムを軸にし、診療まわりの業務やレセプト業務などの周辺業務まで巻き込んだオペレーションの構築に取り組んでいます。