三つ葉ではたらく理由 4

Doctor's Interview

医師であって、女性であることを誇りに思える日々。

医師であって、女性であることを
誇りに思える日々。

アソシエイト・ドクター K医師

――在宅医療の道を選んだ理由を教えてください。

大学生のころ、興味があった進路として「家庭医療」と「麻酔科」への道がありました。 家庭医療を学ぶよい研修先はすべて遠方で、愛知県を離れたくなかったこともあり、麻酔科の道を選びました。 しかし、妊娠・出産で病院を離れ「やはり家庭医療を」と思ったときに、ゼロに近いところからでも研修させてもらえるところはないかと探して見つかったのが三つ葉でした。

――「女医」であることに結構ご苦労されてきたそうですね。

医学部に入るときに、面接で半分冗談で「女性医師はいらないよ」と言われたのが、トラウマになっています(笑)。 面接では「女性医師が必要だと思う」と力説して合格しました。しかし、それ以来、ここに至るまでは自分が女性であることにハンディを感じていました。 前の病院はそれなりに忙しく、体力がなくすぐに疲れてしまう自分に苛立ち、女性なのに医師になってよかったのかと迷うことがありました。 妊娠して体調を崩したときには、その思いはさらに強くなり、周りの方に迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
 しかし、今の仕事は、女医を歓迎してくれる点がたくさんあります。自分が女性であり、医師になったことを良かったな、とすごく思うようになりました。今、幸せです。

――在宅医療のどんなところが、女性に向いていると思いますか?

例えば、子育てと介護は共通点があるとよく言われます。もちろん介護の方が大変な側面はたくさんあると思いますが、 子育ても孤独感や閉塞感を感じることが時々あります。そんなときに家に誰かが来てくれたり、保健所の集まりで同じような話を聞いてとても救われた経験があります。 それが患者さんのご家族の想いに重なることがあり、私たちが訪問して話をすることで、少しでも患者さんやご家族の支えの一つになれているのではとないかと思うのです。
 結婚して嫁の立場も経験し、母としておむつを変えたり食事を作ったり、という経験が、患者さんや介護するご家族への共感につながっています。 日々の生活からくるこの“生活感”を、とても生かせる職場だと思います。