ご依頼方法
在宅医療の制度・費用
定期訪問
時間を決めて医師がご自宅を訪問し診療・検査・お薬の処方などを行います。
患者さんの状態に合わせて、週1回またはそれ以上の訪問も可能です。
緊急往診
夜間・休日を問わず、急に患者さんの具合が悪くなった場合は、すぐに当院にお電話ください。
24時間365日いつでも対応いたします。
在宅医療の対象となる方
- 入院や通院ができない方
- ご自宅での医療を必要とされる方
- 脳梗塞後に身体機能が低下されてしまった方
- 慢性的に痛みに悩まされる方
- 排尿や排泄の医療的管理を必要とされる方
- 神経難病や肺疾患で呼吸器管理を必要とされる方
- 最晩年をご自宅で過ごされたい方
- 在宅ホスピスケアを希望される方
在宅医療の費用について
対象 | 自己負担割合 | 費用/月 | 自己負担上限額/月 |
---|---|---|---|
高齢者 | 1割 | 約7,000円前後 | 18,000円 |
2割 | 約14,000円前後 | 18,000円 | |
3割 | 約20,000円前後 | 年間所得により3段階あり | |
一般 | 3割 | 約20,000円前後 | 年間所得により5段階あり |
- 在宅診療の基本費用
-
- 24時間いつでも対応する在宅医療の基本的な費用として、国が定めた「在宅時医学総合管理料」という費用がかかります。
1割負担の方で月約5000円、3割負担の方で月約15000円です。 - 検査や処置を行った場合は、所定の費用が加算されます。
- 24時間いつでも対応する在宅医療の基本的な費用として、国が定めた「在宅時医学総合管理料」という費用がかかります。
- 訪問ごとにかかる費用
-
- 定期訪問と緊急往診には、1回ごとにかかる費用があります。
- 緊急往診は、昼間・夜間・深夜の時間帯によって金額が異なります。
- その他
-
- 公費負担を受けられている患者様は、医療費は公費でまかなわれます。
- 院外処方となりますので、薬剤費は別途必要です(通院の場合と同様です)。
- 介護保険利用者の方は、「居宅療養管理指導費」(1割負担の方で月約600円)が必要となります。
(居宅療養管理指導費は、診療頻度や居住形態によって増減することがあります。) - 当院では診療のための交通費はいただいておりません。
訪問範囲
当院の診療範囲は、名古屋市昭和区、千種区、瑞穂区、東区、中区、熱田区、名東区、天白区となっております。
詳しくはお問い合わせください。
対応できる処置・検査
栄養管理
- 胃瘻
- 腸瘻
- 経鼻経管栄養
- 在宅中心静脈栄養(IVH)
呼吸管理
- 在宅酸素療法(HOT)
- 在宅人工呼吸器
- NIPPV
- 気管切開カニューレ
排泄管理
- 膀胱留置カテーテル
- 膀胱瘻
- 腎瘻
疼痛管理
- 麻薬処方
- PCAポンプ
通常検査
- 血液検査
- 尿・便検査
- 超音波検査
- 心電図検査
外部検査
- ホルター心電図検査
診療開始までの流れ
1.ご相談
■ご入院中の方
まずは病院相談室にご相談ください。
病院相談室がない場合は担当のケアマネージャーにご相談ください。
■ご自宅で療養中の方
担当のケアマネージャーにご相談ください。
介護保険サービスをご利用でない場合は直接当院にご相談ください。
2.環境整備
■ご入院中の方
退院に向けた環境整備を行います。
退院前カンファレンスが開催される場合は当院のスタッフも参加し、スムーズに在宅療養へ移行できるように病院と調整いたします。
■ご自宅で療養中の方
担当のケアマネージャーや訪問看護師と情報を共有し訪問開始に向けた環境整備を行います。
また、当院のMSWがご自宅にお伺いし、必要処置や服薬状況に関して事前に確認をさせていただく場合もあります。
3.初回訪問日時の予約
訪問診療についてのご同意をいただき、
初回訪問日時の予約をいたします。
4.初回訪問
お約束の日時に、初回訪問診療を行います。
訪問診療をお断りする場合があります
訪問診療開始後、当クリニックの診療ないし業務に著しい支障が生ずる場合などには、
当クリニックの規定に基づき、訪問診療をお断りする場合がございます。
患者様の安全を守り、最善の医療を提供させていただくために、何卒ご理解下さいますようお願いいたします。
よくある質問
在宅医療はだれでも受けられますか?
基本的に、通院が困難な方が対象となります。寝たきりまたはそれに準ずる状態の方、認知症で外出が難しい方、通院介助できるご家族がいらっしゃらない場合などです。詳しくはご相談ください。
訪問範囲以外の区に住んでいますが、訪問して頂けますか?
当院の診療範囲は、名古屋市昭和区、千種区、瑞穂区、東区、中区、熱田区、名東区、天白区となっております。これら以外の区については、大変申し訳ございませんが、お断りをさせていただいております。
費用はいくらぐらいかかりますか?
保険診療ですので各種健康保険が適用されます。入院、通院のときと同じ負担割合となります。 例えば、75歳で1割負担の場合、標準的には月額7,000円ほどになります。詳しくは「在宅医療の費用」をご覧ください。当院では交通費は一切いただいておりません。
どこまでの処置に対応してくれますか?
診療機器の進歩や介護サービスの充実などに伴い、ご自宅でも多くの処置ができるようになっております。 当院が対応している内容については、「当院が対応できる処置や検査」をご覧ください。
夜間休日も、緊急往診してくれますか?
私たちは24時間の電話対応、緊急往診体制をとっております。24時間365日いつでもすぐにお応えします。
初めての依頼ですが、緊急往診してくれますか?
定期的な受診がなく、初めてのご依頼が緊急往診の場合(発熱、胸痛、腹痛など)は、より速やかに診断および治療をお受けできるように、かかりつけ医や救急指定病院の受診をお願いしております。
診療体制を教えてください。
昼間の定期的な訪問は担当医師が訪問します。夜間や休日の緊急往診は当番の医師が訪問します。
定期的に病院にも通院できますか?
在宅医療を開始した後も、専門的なことは今までの主治医の先生に、家でのことは私たちにという病診連携も積極的に取り組んでいますので、継続して通院することもできます。
再度入院が必要になったときは、もとの病院に入院できますか?
在宅医療を開始した後に、患者様の病状やご家族の都合により、在宅医療の継続が困難になった場合には、病院や施設に入院・入所を依頼いたします。原則的には、以前受診されていた病院に依頼いたしますが、病態や病院の空床状況などにより、ご希望の病院に入院できないことがあることをご了承ください。
約束の時間に先生がこられないのですが。
なるべく予定の日時にお伺いしておりますが、急患対応や交通事情などにより遅れることがありますのでご了承ください。前後30分ほどを目安としてください。大幅に遅れることが予想される場合には、お電話を差し上げております。
緊急時にはどうすればよいですか?
急に患者様の具合が悪くなった場合は、すぐに三つ葉在宅クリニックにお電話ください。
平日・土曜日・祝日の昼間は、クリニックの代表電話番号におかけください。
夜間・日曜日は、クリニックの緊急連絡先の電話番号におかけください。
平日・土曜日・祝日の昼間は、クリニックの代表電話番号におかけください。
夜間・日曜日は、クリニックの緊急連絡先の電話番号におかけください。
診療レポートとはなんですか?
私たちは、患者様により診療内容を理解していただくため、毎回訪問診療時に「三つ葉診療レポート」をお渡ししております。 各種検査結果とともに綴じていくことで、ご家庭に「カルテ」ができていきます。この「カルテ」は訪問看護師やケアマネージャーの方にも積極的にお見せください。
お薬を配達してもらえないでしょうか?
当院では、厚生労働省の方針に従い医薬分業を勧めているため、特別な薬剤を除いて全て院外処方としております。 お薬の配達を希望される方は、訪問薬剤に対応した薬局をご紹介できますのでお知らせください。
医療機器について教えてください。
吸引器(吸痰器)などの在宅医療機器は購入していただくか、レンタルとなります。価格など詳しいことはスタッフにお問い合わせください。
支払いはどのようにすればよいですか?
診療費は、1カ月分まとめて請求しております。請求書を翌月中旬に郵送いたしますので、銀行振込、郵便振替などにてお支払いください。領収書は別途郵送させていただきます。
介護保険自己負担分は医療費控除になりますか?
当院が請求する介護保険下の費用は「居宅療養管理指導費」です。これは、確定申告の際に医療費控除の対象となりますので、 領収書とともに申告してください。
在宅療養で出る廃棄物はどのように処理すれば良いですか?
名古屋市では、多くのものが可燃ゴミとして処理されます。プラスチック製点滴バッグ、尿路カテーテル、気管内吸引チューブ、口腔内吸引チューブ、紙おむつ、ガーゼ・脱脂綿、プラスチック製の手袋などは、 感染防止の観点から付着物が外に漏れないよう個別に密封するなどして、指定された曜日に各ご家庭から可燃ゴミとして処理してください。 金属製の注射針は、医師または訪問看護師が持ち帰ります。